お坊さん体験
 緑あふれる念仏発祥の地 知恩院


 歴史と文化遺産に彩られた京都、東山三十六峰のひとつ華頂山の麓に広がる浄土宗総本山知恩院。法然上人がここに居を構え、初めて念仏の教えを説いた聖地です。
 73000坪の広大な境内には、国宝、重要文化財等多くの伽藍が建ち並んでいます。伽藍の中には数多くの文化財、美術品があり、一つ一つを僧侶の方たちが護っています。
 承安5年(1175年)法然上人が浄土宗を開宗。長承2年(1133年)4月7日、美作国(現在の岡山県)に押領使(おうりょうし)である父・漆間時国公(うるまのときくにこう)の長子として生まれた法然上人は、幼名を勢至丸(せいしまる)といいました。勢至丸が9歳の時に、時国の館が夜襲され、不意打ちに倒れた時国は、枕辺で勢至丸に遺言を残します。
 「恨みをはらすのに恨みをもってするならば、人の世に恨みのなくなるときはない。恨みを超えた広い心を持って、すべての人が救われる佛の道を求めよ」
 父時国の言葉に従い、15歳の時に比叡山で出家し学問を修め、18歳の時「智恵第一の法然坊」と評されるようになります。43歳の春、浄土宗を開宗。現在の御影堂の近くに住み、知恩院の基がつくられ、本格的な知恩院は、江戸幕府により建てられました。



 知恩院には高さ3.3メートル、口径2.8メートル、重さ約70トンと、京都方広寺、奈良東大寺にならぶ大鐘として知られている大鐘があります。
 この大鐘は寛永13年(1636)、知恩院第32世 雄誉霊巌上人のときに鋳造されました。当初、この鐘を吊る輪が何度造り替えてもその重さに耐えかねていたところ、これを聞きつけた刀匠正宗・村正兄弟が精魂込めて輪を鋳造し、ついにこの大鐘を吊るすことができたという逸話が残っています。
 この大鐘が鳴らされるのは、法然上人の御忌大会(4月)と、テレビ「ゆく年くる年」の中継でもおなじみ、大晦日の除夜の鐘だけです。
 除夜の鐘は108回打たれます。これは煩悩の数で、1年の「アカ」を洗い流す気持ちで打つそうです。

 また、トム・クルーズ主演の映画「ラスト・サムライ」の撮影現場となった男坂もこの知恩院にあり、一味違った趣きがあります。

 



静寂の中、黙々と写経する生徒たち
 お坊さんのお話をしっかりと聞き、精進の厳しさやその姿勢を学びつつ、怠け心や煩悩を清めるのが目的です。自己をみつめるきっかけとなるように、ひとつひとつの行程を大切にし、時間をかけて取り組んでいただきます。もちろん、生徒の皆さんが楽しめたり貴重な体験ができるメニューも用意されています。



お数珠はもともと、今で言う計算機です。何を数えるかと言うとお念仏の数を数えるのですが、その数珠も私たちの煩悩を減らす事に一役買うことで、その存在価値があります。ですから、元々数珠の数は、煩悩の数である108からできています。こういった意味も含めて、お念仏を称えさせていただくのです。
 
人の話を聞く時も同じですが、とくに法話を聞く時は自分の心を空っぽにします。水のいっぱい入った器には、もうそれ以上の水は入らないのと同じで、人の話を聞く時は自分の先入観を捨て、素直な気持ちで聞くことが大切なのです。
 
知恩院には代々伝わる七つの不思議があります。
 1.鶯張りの廊下  「佛の誓い」
 2.白木の棺  「不借身命」
 3.忘れ傘  「知恩、報恩」
 4.大杓子  「佛のすくい」
 5.抜け雀  「心をみがく」
 6.三方正面真向の猫  「親のこころ」
 7.瓜生石   「はげみ」
 
お寺にかぎらず掃除は大切なことです。自分の心になまけ心があると、人は掃除をしないといいます。ですから、積極的に掃除をすることは、自分の心を磨くことになるのです。

 
写経とは、文字どおりお釈迦様の教えである経文を写すことです。経文を写す時の心構えとして、長時間の精神統一「精神集中」が大切です。お経の一つ一つを佛と見立て一字一佛とする写経は、仏像を建立するほどの功徳を頂けるとしています。

 


※内容や流れは人数、状況及び知恩院の行事等によって変わりますので、
ご紹介するのはあくまでモデルコースのひとつです。






お坊さん体験
 
人員構成
・人数:15名以上 100名程度まで
・時間:9:00~16:00の間 約3時間
 
 
 
 
 
注意事項
一般観光客もおられますので、体験内容は知恩院の行事の都合により当日に変更されることもあります。
無料の専用駐車場はありませんので知恩院前有料駐車場をご利用ください。