車いすの方と巡る京都

 

 


プロフィール
 
小森 猛 (こもり たけし)
昭和39年生まれ
・京都頚髄損傷者連絡会 代表
・電動車いすサッカーチーム「チャレンジ京都」 キャプテン
・SWORK'S共同作業所 営業
・支援センター「らくなん」 ぴあカウンセラー
・ドリーム・フォー・ヤング 代表
小さいころから野球を好み、毎日勉強よりも練習に明け暮れる。その甲斐あって中学3年の時には京都、大阪等の有名高校から誘いを受けるほどのプレーヤーに。しかし15才の期末試験が終わり、友だちと西京極陸上競技場内にあるトレーニングセンターへ遊びに行った時、何気なく遊んだトランポリンより転落、首の骨を折る重傷を負った。そして選手生命は絶たれ、頚髄損傷という後遺症が残ることとなった。

 


 国際連合で、1981年の1年間を国際障害者年と定め、障害者の「完全参加と平等」の考えを打ち出した頃から、「ノーマライゼーション」又は「バリアフリー」といった言葉が、人権意識の向上と共に私たちの生活に浸透してきました。しかし、言葉の意味は理解できても、実際に行動に移している方は少ないのが現状です。分かっていても実行できない、又は何をするべきかが分からない、大多数はこのようなジレンマに悩まされているのです。
 

 現代の健常者は、障害者と直接ふれあう機会が少ないため、障害者に対してどのように接し、どのような形で援助すれば良いのかを知る機会がありません。しかし、車いすの人が通ってもあまりジロジロ見ないようにする、あるいは何から何までやってあげなければならない、などといった間違った見方や考え方を無理して矯正しても意味はありません。私たちの意識をNormalization(標準化・正常化)することにより、これが普通なんだという考えを自然に持つことこそが重要なのです。
 このノーマライゼーションプログラムでは、「知り合う」「ふれ合う」「学び合い助け合う」という3つの段階に分けて学習していきます。そうすることで、子供たちのボランティア精神も培われ、国際観光都市京都におけるバリアフリー度を、環境整備という観点でチェックして、現状を学ぶことにもつながるのです。




電車のドアに気を配るのも立派なお手伝い
 車いすの方と行動をともにすることで、ノーマライゼーションの精神を学びつつ、国際観光都市京都におけるバリアフリー度を検証します。また、実際に障害をもった方と触れ合うことから、ボランティア活動参加へのきっかけを作り、その取り組み姿勢を学んでいただくのが目的です。



実際に車いすの方と行動を共にする前に、障害を持つということやノーマライゼーションという言葉を考え、自分たちの暮らす地域の福祉の取り組みについて調べます。また、車いすの方とどのようなコースを回るか、昼食は一緒にとるかなど詳細を決定します。



 
車いすの方と生徒たち、お互いに自己紹介をします。その後、回るコースや緊急時の連絡方法の確認を行い、準備が整った班から順次出発します。車いすの方への心配りを学ぶ一方で、バリアフリーの観点から、京都の公共交通機関や社寺の現状を勉強しましょう。


 
体験を通して、障害をもった方への考え方がどのように変わったかを考え、自分たちの住んでいる地域と京都のバリアフリー度の違いを比較します。また、ノーマライゼーション社会を作るために、今の自分に出来ることや、「差別」をなくしていくには、どのようなことに気をつけるべきかをまとめます。

 


実践学習で車いすの方と回るコースは、以下の項目に留意しながら事前学習で自由に決めることができます。

・車いすで行動できる範囲・時間を考えて、3時間~3時間30分程度で回れるようにする。
・昼食を一緒にとる場合は、その時間も含めてコースを作る。
・京都駅前または京都市役所前を出発・終着地点とする。

当社ではいくつかのモデルコースをご用意していますので、お気軽にお問い合わせください。










車いすの方と巡る京都
 
人員構成
・人数:10名以上 100名程度まで
・班単位で実施(15班まで)
・時間:9:00~17:00の間 約3時間~4時間
 
※車いすの方によっては、ボランティア介助の方が 同行する場合があります。
 
 
 
注意事項
安全には十分配慮しておりますが、車いすの方々は万一の事故(車いすが転倒するなど)に備えて保険(東京海上火災)に加入しています。
雨天決行ですので雨がっぱをご用意ください。ただし、極度の気象状況の悪化や、プログラムを実施するのに著しく困難な状況が予想される場合、先生方とご相談の上、中止する場合もあります。
車いすの方は観光ガイドではありませんので、実践学習でのコースなどは事前学習で必ず決め、その内容をお知らせください。
車いすの方との同行ですので、十分な時間の余裕をみても行程が遅れる場合があります。
車いすの方の体調により、当日同行スタッフを変更させていただくことがあります。
 

体験学習のお申し込み、ご質問等は体験学習事業部までお問い合わせください。